++Diary++

2017年4月の日記

2017年4月30日(日)
タカさんライブ
2017年4月29日(土)
「神戸ハーバーライト」の原曲
2017年4月28日(金)
面談
2017年4月27日(木)
音楽部
2017年4月26日(水)
高田渡
2017年4月25日(火)
数学
2017年4月24日(月)
ニュース
2017年4月23日(日)
二つのステージ
2017年4月22日(土)
野瀬病院ライブ
2017年4月21日(金)
歌レッスン
2017年4月20日(木)
普通の1日
2017年4月19日(水)
ALT
2017年4月18日(火)
ご挨拶
2017年4月17日(月)
かな入力
2017年4月16日(日)
合唱練習
2017年4月15日(土)
英語
2017年4月14日(金)
歌レッスン
2017年4月13日(木)
Windows10 Version 1703
2017年4月12日(水)
授業開始
2017年4月11日(火)
ギター
2017年4月10日(月)
新年度の始まり
2017年4月9日(日)
春休み終了
2017年4月8日(土)
カラオケ
2017年4月7日(金)
facetimeを使ってみる
2017年4月6日(木)
教訓1
2017年4月5日(水)
パソコン版Line
2017年4月4日(火)
日記
2017年4月3日(月)
ラフライブ
2017年4月2日(日)
アコパラ
2017年4月1日(土)
エイプリルフール
タカさんライブ
今日は、「唄金道場」の主催者である、タカさんのライブを見に行った。
タカさんのブルースは、いつ聞いても素晴らしい。
さらに、「ハナミズキ」なども演奏されていたので、とても新鮮だった。
2017年4月30日(日)  No.505

榎墜オTAKA  2017/05/01/21:11:07   No.506
おっさんのLIVE 見に来てくれて
おおきにです <m(__)m>
「 安全牌 」なかなか ええやろ(笑)
まだまだ 練習重ねて
てっぺんとったんで
くらいの勢いで頑張りますので
また見に来てね


「神戸ハーバーライト」の原曲
今日は、某所にライブを見に行った。
いつもお世話になっているムッシュ三の曲、「神戸ハーバーライト」の作者の方のライブで、本家「神戸ハーバーライト」を聞くことができた。
ついでに、自分で歌っても良いか確認したのだが、「是非歌ってください」と許可をいただいた。
これから、堂々と歌えるので、機会があれば歌っていこうと思う。
2017年4月29日(土)  No.504

面談
今日は、放課後に3社面談があった。
正確には、寄宿舎の担任の先生や、クラスの副担任の先生もいたので、人数的には5人くらいだろうか。
まだ今年度が始まったばかりなので、これからのことについて少し話しただけで終わった。
2017年4月28日(金)  No.503

音楽部
最近、三日間連続で音楽部の練習があった。
音楽部の練習は、とても楽しいのだが、かなり大変だ。
今は合唱の練習をしている。
練習は大変だが、文化祭に向けて、これからも頑張っていきたいと思う。
2017年4月27日(木)  No.502

高田渡
最近、高田渡さんの音楽をよく聞く。
この方は、70年代の有名なフォークシンガーの一人だ。
しかし、無類の酒好きだったという話も有名だ。
歌いながら酒を飲み、ステージの上で寝てしまったというエピソードは、ほかのアーティストのステージでは聞いたことがない。
さらに、ステージの上で戻したこともあるとか。
初めてこの話を聞いたときは、あえてそんな演出をしているのかと思ったが、実際はそうではないらしい。
同じくフォークシンガーのなぎら健一さんを始め、多くの人が目撃しているという。
残念ながら、自分自身でステージを見ることはできなかったが、できれば1度だけでも見てみたかった。
2017年4月26日(水)  No.501

数学
高校生になると、当たり前だが、教科の数が増え、それぞれが難しくなる。
中でも、最も難しいのは、「数学」ではないだろうか。
昔から、数学は好きではなかった。
しかし、高校生になると、数学が2種類もある。
「数学A」、「数学1」の2種類だ。
特に、「数学1」は、かなり難しい。
さらに、この先生、進むペースがかなり速いので、特に大変だ。
とは言っても、将来のためにも、数学はある程度できた方が良いので、少しずつでも頑張っていきたいと思う。
2017年4月25日(火)  No.500

ニュース
今日から、放送部の活動の一つで、NHKニュースを聞きながら、それをそのまま口に出すという練習を始めた。
これは、正しい話し方を学ぶための方法である。
実際にやって見ると、これがなかなか難しい。
しかし、これができればスクリーンリーダーの音声を聞きながらそれを読む事ができるようになるので、これから練習して行きたいとおもう。
2017年4月24日(月)  No.498

二つのステージ
今日は、午前中は、「歌会」に出演した。
これは、声楽の発表会である。
とりあえず、大きな失敗はなかったので、良かった。午後からは、毎年恒例のJRPSのイベントに出演した。
約15分のステージだが、さすがに声楽のステージの後ではかなり大変だった。
2017年4月23日(日)  No.495

野瀬病院ライブ
今日は、5回目の野瀬病院ライブに出演した。
今回、なんと僕の同級生が来てくれた。
彼とは、今月知り合ったばかりだが、まさか来てくれるとは思わなかった。
2017年4月22日(土)  No.496

歌レッスン
今日は、「歌会」に向けて、最後の歌レッスンがあった。
なんと、何度も歌詞を間違えてしまった。
本番は、このようなことがないように、歌詞をもう1度復習しておきたいと思う。
2017年4月21日(金)  No.497

普通の1日
今日は、特に変わったこともなく、普通に過ごした。
しかし、ここまで書く事がないのも久しぶりだ。
それにしても、日記を書き始めた頃は、こんな日記が多かったものだ。
2017年4月20日(木)  No.499

ALT
今日は、学校に新しいALTの先生が来られた。
この先生、なんとジャマイカの出身らしい。
まだ、それほど多くは話したことはないが、これからすこしずつ話しをしてみたいとおもう。
2017年4月19日(水)  No.494

ご挨拶
最近、高田渡「ご挨拶」というアルバムにはまってしまった。
ほぼ毎日、1日に1回は聞く。
けっして最近流行ったような曲とは雰囲気がまったく違い、「暗い曲」というイメージを持たれるだろう。
しかし、音楽は明るくなければいけないのだろうか。
そんなことはないとおもう。
事実、この「ご挨拶」にも、いい曲が沢山入っている。
残念ながら、生で高田渡を見ることはできなかったが、できれば1度でもライブに行ってみたかったものだ。
2017年4月18日(火)  No.492

かな入力
最近、iPhoneの入力方法をかな入力にしてみた。
ローマ字よりも、間違いが減ったかもしれない。
少し慣れが必要かもしれないので、これから少しずつ練習をして行きたいとおもう。
2017年4月17日(月)  No.493

合唱練習
今日は、来週の発表会に向けて、合唱の合同練習があった。
じつは、まだかんぺきにはおぼえきれていないききょくがあったのだが、きょうなんどもうたったおかげで、かんぺきにおぼえることができた実は、まだ完璧に覚え切れていない曲があったのだが、今日何度も歌ったので、覚えることができた。
この調子で、来週も頑張りたいと思う。
2017年4月16日(日)  No.488

英語
今日は、英語教室に行った。
高等部の教科書を使って、少し予習をした。
やはり、今までよりも少しレベルが上がっていて、少し難しい。
2017年4月15日(土)  No.489

歌レッスン
今日は、学校が終わってから、歌レッスンに行った。
来週、歌の発表会(と呼んでも良いのかわからないが、正しくは「歌会」という)があるのだが、そのための練習をした。
それなりに、良い感じだったので、この調子で頑張りたいと思う。
2017年4月14日(金)  No.490

Windows10 Version 1703
おとといだっただろうか、Windows 10の大きなアップデートが実施された。
去年の7月に実施された「アニバーサリーアップデート」以来の、それなりに大きな更新である。
まだ、アップデートしていないが、何か大きな変更点はあるのだろうか。
どうやら、ナレーターの起動キーが変更され、Windows+Ctrl+Enterになったらしい。
そのほか、特にまだ情報が得られていないが、そのうちにアップデートしてみたいと思う。
2017年4月13日(木)  No.491

授業開始
今日から、本格的に授業が始まった。
とは言っても、まだ初日なので、それほど難しい内容では無い。
まだまだ慣れないことも多いが、これから少しずつ慣れていこうと思う。
2017年4月12日(水)  No.487

ギター
実は、今回新しく入学して来た同級生が、ギターを弾いているらしい。
彼は、2年ほどしか弾いていないらしいが、びっくりするほどうまい。
今日は、寄宿舎でお互いに自分のギターを弾きながら、いろいろと喋っていた。
今まで、話しが合う仲間がいなかったが、これからはいろいろと話しができるので、とても楽しみである。
2017年4月11日(火)  No.485

新年度の始まり
今日は、高等部の入学式があった。
今日から、あらたな学校生活が始まる。
さらに、寄宿舎のメンバーも増えた。
今まで以上に賑やかになり、とても楽しくなりそうだ。
2017年4月10日(月)  No.486

春休み終了
今日で、ついに長い春休みが終わってしまった。
明日から、高校生生活が始まる。
これから、どんなことがあるのか、楽しみである。
2017年4月9日(日)  No.484

カラオケ
今日は、春休み3回目のカラオケに行った。
久しぶりに、かなり長時間、様々な歌を歌った。
とても楽しかったが、かなり歌いすぎてしまった気がする。
2017年4月8日(土)  No.482

facetimeを使ってみる
今日は、友達と、facetimeを使って通話してみた。
facetimeというのは、Appleのデバイスに搭載されている、インターネットを利用して通話ができる機能だ。
思った以上に、高音質で通話ができる。
skypeなどとは比べものにならない。
残念ながら、AndroidやWindowsとの通話ができないのだが、これはかなり便利そうだ。
2017年4月7日(金)  No.483

教訓1
昨日、フォーク歌手の加川良さんがなくなった。
今まで、加川良さんの音楽はほとんど聴いたことがなかった。
しかし、手元には「教訓1」という、代表的な楽曲の音源がある。
せっかくなので、これを自分でも覚えて演奏しようかとも考えている。
また、改めていろいろな曲を聴いてみたいと思う。
2017年4月6日(木)  No.481

パソコン版Line
パソコンをリカバリしてから、Chrome版のLineのアプリを入れていなかったので、きょうインストールしておいた。
改めて、これは使いにくい。
とはいえ、使えないよりはましなので、これからの改善を期待したいところである。
2017年4月5日(水)  No.480

日記
実は、春休みの宿題に、「春休み中の日記を書け」というのがある。
しかし、ついつい放置してしまい、きずいたときには2週間ほどたまっていたので、今日それをなんとかかたづけた。
そんなとき、子に日記が役立つ。
もちろん、こんなに長い(というほどでもないか)文章を書くことはできないので、この日記をコンパクトにまとめたようなものを書いた。b
2017年4月4日(火)  No.479

ラフライブ
今日は、西明石の「イマジン」というお店で、「ラフライブ」というイベント(?)に出演した。
これは、名前の通り、とても緩い感じのライブなので、あまり何も考えず、思いつくままに演奏した。
たまには、こんなイベントも面白いものである。
2017年4月3日(月)  No.476

アコパラ
今日は、島村楽器の「アコパラ」というコンテストの予選に行ってきた。
このコンテストには、初めて出場する。かなり緊張したが、うまく演奏できたと思うので、結果が楽しみだ。
2017年4月2日(日)  No.477

エイプリルフール
今日は、エイプリルフールだ。
こんな風に始まる文章を、読んだことがある。
あれはいったい何だっただろうか…。
意味怖(意味がわかると怖い話)の一つ、「三つの選択」だ。
最近、友達が意味怖にはまっているということを聞いたが、彼女もやはりこの話を知っていた。
もしかすると、特にインターネット上では有名なのかもしれない。
今日は、特に書く内容が思いつかないので、その話を日記に掲載してみたいと思う。
なお、この話はあらゆるサイトに掲載されており、作者がわからない。
おそらく、権利上の問題はないものだと思うが、もしも何かおきずきの点があれば、ご連絡いただきたいと思う。
それでは、「三つの選択」を掲載する。
なお、この話はそれなりに長い。
なので、お時間がある方のみご覧いただきたいと思う。

今日はエイプリルフールだ。特にすることもなかった僕らは、いつものように僕の部屋に集まると適当にビールを飲み始めた。
今日はエイプリルフールだったので、退屈な僕らはひとつのゲームを思い付いた。嘘をつきながら喋る。
そしてそれを皆で聞いて酒の肴にする。
くだらないゲームだ。
だけど、そのくだらなさが良かった。
トップバッターは僕で、この夏ナンパした女が妊娠して実は今、一児の父なんだ、という話をした。
初めて知ったのだが、嘘をついてみろ、と言われた場合、人は100%の嘘をつくことはできない。
僕の場合、夏にナンパはしてないけど当時の彼女は妊娠したし、一児の父ではないけれど、背中に水子は背負っている。
どいつがどんな嘘をついているかは、なかなか見抜けない。見抜けないからこそ、楽しい。
そうやって順繰りに嘘は進み、最後の奴にバトンが回った。
そいつは、ちびり、とビールを舐めると申し訳なさそうにこう言った。
「俺はみんなみたいに器用に嘘はつけないから、ひとつ、作り話をするよ」
「なんだよそれ。趣旨と違うじゃねえか」
「まあいいから聞けよ。退屈はさせないからさ」
そう言って姿勢を正した彼は、では、と呟いて話を始めた。
僕は朝起きて気付くと、何もない白い部屋にいた。
どうしてそこにいるのか、どうやってそこまで来たのかは全く覚えていない。
ただ、目を覚ましてみたら僕はそこにいた。
しばらく呆然としながら状況を把握できないままでいたんだけど、急に天井のあたりから声が響いた。
古いスピーカーだったんだろうね、ノイズがかった変な声だった。
声はこう言った。
『これから進む道は人生の道であり人間の業を歩む道。選択と苦悶と決断のみを与える。歩く道は多くしてひとつ、決して矛盾を歩むことなく』
って。で、そこで初めて気付いたんだけど僕の背中の側にはドアがあったんだ。横に赤いべったりした文字で、
『進め』
って書いてあった。
『3つ与えます。
ひとつ。右手のテレビを壊すこと。
ふたつ。左手の人を殺すこと。
みっつ。あなたが死ぬこと。
ひとつめを選べば、出口に近付きます。
あなたと左手の人は開放され、その代わり彼らは死にます。
ふたつめを選べば、出口に近付きます。
その代わり左手の人の道は終わりです。
みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、
あなたの道は終わりです』
めちゃくちゃだよ。どれを選んでもあまりに救いがないじゃないか。
馬鹿らしい話だよ。でもその状況を馬鹿らしいなんて思うことはできなかった。
それどころか僕は恐怖でガタガタと震えた。
それくらいあそこの雰囲気は異様で、有無を言わせないものがあった。
そして僕は考えた。
どこかの見知らぬ多数の命か、すぐそばの見知らぬ一つの命か、一番近くのよく知る命か。
進まなければ確実に死ぬ。
それは『みっつめ』の選択になるんだろうか。嫌だ。
何も分からないまま死にたくはない。
一つの命か多くの命か?そんなものは、比べるまでもない。
寝袋の脇には、大振りの鉈があった。
僕は静かに鉈を手に取ると、ゆっくり振り上げ動かない芋虫のような寝袋に向かって鉈を振り下ろした。
ぐちゃ。鈍い音が、感覚が、伝わる。
次のドアが開いた気配はない。もう一度鉈を振るう。
ぐちゃ。顔の見えない匿名性が罪悪感を麻痺させる。
もう一度鉈を振り上げたところで、かちゃり、と音がしてドアが開いた。
右手のテレビの画面からは、色のない瞳をした餓鬼がぎょろりとした眼でこちらを覗き返していた。
次の部屋に入ると、右手には客船の模型、左手には同じように寝袋があった。床にはやはり紙が落ちてて、そこにはこうあった。
『3つ与えます。
ひとつ。右手の客船を壊すこと。
ふたつ。左手の寝袋を燃やすこと。
みっつ。あなたが死ぬこと。
ひとつめを選べば、出口に近付きます。
あなたと左手の人は開放され、その代わり客船の乗客は死にます。
ふたつめを選べば、出口に近付きます。
その代わり左手の人の道は終わりです。
みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、
あなたの道は終わりです』
客船はただの模型だった。
普通に考えれば、これを壊したら人が死ぬなんてあり得ない。
けどその時、その紙に書いてあることは絶対に本当なんだと思った。
理由なんてないよ。ただそう思ったんだ。
僕は、寝袋の脇にあった灯油を空になるまでふりかけて、用意されてあったマッチを擦って灯油へ放った。
ぼっ、という音がして寝袋はたちまち炎に包まれたよ。
僕は客船の前に立ち、模型をぼうっと眺めながら、鍵が開くのをまった。

2分くらい経った時かな、もう時間感覚なんかはなかったけど、人の死ぬ時間だからね 。たぶん2分くらいだろう。
かちゃ、という音がして次のドアが開いた。
左手の方がどうなっているのか、確認はしなかったし、したくなかった。
次の部屋に入ると、今度は右手に地球儀があり、左手にはまた寝袋があった。
僕は足早に紙切れを拾うと、そこにはこうあった。
『3つ与えます。
ひとつ。右手の地球儀を壊すこと。
ふたつ。左手の寝袋を撃ち抜くこと。
みっつ。あなたが死ぬこと。
ひとつめを選べば、出口に近付きます。
あなたと左手の人は開放され、その代わり世界のどこかに核が落ちます。
ふたつめを選べば、出口に近付きます。
その代わり左手の人の道は終わりです。
みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、
あなたの道は終わりです』
思考や感情は、もはや完全に麻痺していた。
僕は半ば機械的に寝袋脇の拳銃を拾い撃鉄を起こすと、すぐさま人差し指に力を込めた。
「ぱん」と乾いた音がした。
「ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん」
リボルバー式の拳銃は6発で空になった。初めて扱った拳銃は、コンビニで買い物をするよりも手軽だったよ。
ドアに向かうと、鍵は既に開いていた。何発目で寝袋が死んだのかは知りたくもなかった。
最後の部屋は何もない部屋だった。
思わず僕は「えっ」と声を洩らしたけど、ここは出口なのかもしれないと思うと少し安堵した。
やっと出られる。
そう思ってね。
すると再び頭の上から声が聞こえた。
『最後の問い。
3人の人間とそれを除いた全世界の人間。そして、君。
殺すとしたら、何を選ぶ』
僕は何も考えることなく、黙って今来た道を指差した。
するとまた、頭の上から声がした。
『おめでとう。
君は矛盾なく道を選ぶことができた。
人生とは選択の連続であり、匿名の幸福の裏には匿名の不幸があり、匿名の生のために匿名の死がある。
ひとつの命は地球よりも重くない。
君はそれを証明した。
しかしそれは決して命の重さを否定することではない。
最後に、ひとつひとつの命がどれだけ重いのかを感じてもらう。
出口は開いた。
おめでとう。
おめでとう』
僕はぼーっとその声を聞いて、安心したような、虚脱したような感じを受けた。
とにかく全身から一気に力が抜けて、フラフラになりながら最後のドアを開けた。
光の降り注ぐ眩しい部屋、目がくらみながら進むと、足にコツンと何かが当たった。
3つの遺影があった。
父と、母と、弟の遺影が。
これで、おしまい」
彼の話が終わった時、僕らは唾も飲み込めないくらい緊張していた。
こいつのこの話は何なんだろう。
得も言われぬ迫力は何なんだろう。
そこにいる誰もが、ぬらりとした気味の悪い感覚に囚われた。
僕は、ビールをグっと飲み干すと、勢いをつけてこう言った。
「……んな気味の悪い話はやめろよ!楽しく嘘の話をしよーぜ!ほら、お前もやっぱり何か嘘ついてみろよ!」
そういうと彼は、口角を釣り上げただけの不気味な笑みを見せた。
その表情に、体の底から身震いするような恐怖を覚えた。
そして、口を開いた
「もう、ついたよ」
「え?」
「『ひとつ、作り話をするよ

さて、以上が「三つの選択」だ。
「意味がわかると怖い」という割には、最後の落ちの部分を見れば、意味がわかってしまう。
これを「意味怖」の一つとして考えるかは、かなり難しいところであるが、「意味怖のまとめ」といったサイトでは、必ずと言っていいほどこの話が入っている。
なお、出店元はこちらである。
2017年4月1日(土)  No.478

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
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